春休みの最後の思い出にと三鷹の森ジブリ美術館に4歳と1歳の子を連れて遊びに行ってきました。
家族全員が大好きな「トトロ」など、ジブリ作品の世界観を思う存分に堪能したいと前々から行ってみたい場所でしたが、子供たちが「美術館」を楽しむことができるのか不安もありました。
この記事では、4歳と1歳の子供を連れて実際に美術館を見学してきた経験を踏まえ
子連れ家族のジブリ美術館の楽しみ方と注意点をお伝えします。
子供を連れてジブリ美術館に行くことを計画している人
子供がジブリ美術館を楽しめるか不安を感じている人
などに参考になる情報をまとめました。
チケットの購入時に指定した入場時刻に遅れてしまった時はどうすればいいのかや、美術館に車で行くときにお勧めの駐車場についてのまとめた記事は下記リンク先よりお読みください。
子連れのジブリ美術館 3つの注意点
まずは、ジブリ美術館にこども、特に未就学児を連れて行くときに事前に知っておいて方がいい情報を共有します。
館内はベビーカー使用禁止
1階の受付でチケットを提示する際に、ベビーカーは畳み、受付のすぐ隣にある階段を降りたすぐ脇のスペースに置くように指示がありました。
ベビーカーから子供を下ろして抱き抱えながら、折りたたんだベビーカーを手で持って長めの階段を降りていくのはなかなか大変でした。
帰りに判明したのですが、受付のある1階から地下1階まで移動できるエレベーターもあるので
無理せずそちらを利用してもいいと思います。
館内は写真や動画撮影は禁止
美術館内のジブリ映画の世界観を子供と一緒に写真に写したいと思うのですが、館内は写真や動画の撮影は一切I禁止になっています。
素敵な世界観をその場で存分に楽しみ、写真ではなく思い出に残すようにしましょう。
美術館の館内は撮影禁止ですが、屋外は撮影してもいいことになっています。
素敵な建物や美術館の2階から螺旋階段を登っていく屋上庭園などでは撮影できます。
再入場は禁止
美術館に入場した後に、一度退場をすると再入場は認められていません。
美術館のすぐ裏には、井の頭公園の広場やブランコなどがある遊具もありますし、少し歩いていけば公園の池でボートに乗って遊ぶことなどもできます。
なので、美術館も井の頭公園での遊びも両方楽しみたいという方は、
なるべく午前中の入場時間を指定することをお勧めします。
ジブリ美術館4歳児が楽しめるポイント4選
大人気のネコバスルームに大興奮
4歳の娘が一番楽しんでいたのが、美術館の2階の一角に置かれた大きなネコバスです。
小学生以下の子どもが入ることができ、バスの中に入ってみたり、バスの屋根の上に登ったりして遊ぶことができます。
映画に出てくるネコバスのふわふわした感じがそのまま表現されていて、
子どもたちは皆興奮しながら遊んでいました。
一回で遊ぶ人数7、8人に制限されていて、5分おきに遊んでいる子ども全員が交代します。
毎回待ちの列ができますが、5分交代なので割と早く順番がきます。
遊ぶ子どもたちの様子は3人のスタッフが見守ってくれていて、
ネコバスの屋根から飛び降りようとしている子供などを優しく注意してくれていました。
こうした点でも子供を安心して遊ばせることができました。
一緒に遊びに行った1歳の弟くんは、まだよちよち歩きなので、今回は見送りました。
ネコバスに乗って飛び跳ねたりできる貴重な場なので写真に収めたいところですが、
ここも写真撮影は禁止。ご注意を!
ミニシアター「土星座」で映画鑑賞も体験
地下1階には「土星座」という名前の付けられたミニシアターがあります。
80人ほどが着席できるサイズです。
美術館に入場する際に受け取る映画のフィルム付きのチケットが、
このシアターでの映画鑑賞券となっていて、入室前に提示が求められます。
シアター席に入場ができる時間になるまでは、待合室のようなところで待機しますが、
そこに上映している映画のポスターなどが飾ってあり、子供も興味津々でした。
上映する映画は、スタジオジブリがここで上映するために制作したオリジナル作品や、ジブリ美術館が選んだ良質のアニメーション作品で、いずれも10分ちょっとの長さ。
月毎に上映作品を変えているそうです。
わが家が訪れた4月は「やどさがし」という女の子がお話。
タモリさんが声の出演をしているレアなものでした。
ただ、お話は4歳児には少し難しく怖かったようでした。
1歳の弟くんは「タモリ」さんが声で奏でる効果音が怖すぎたようで大泣き。
抱っこして外に出ました、、、。
娘は、ポスターにあった『めいとこねこバス』『ちゅうずもう』というタイトルの
映画のポスターを見て、「これを見たい、これを見たい」と言っていました。
めいとこねこバスは、となりのトトロの「めい」を主人公にしたお話のようで、
私もぜひ見てみたいと思いました。
美術館を訪問する時期をこれから決める方は、
ホームページで公開されている映画の上映スケジュールも確認し、
子供が好きそうな作品が上映されるタイミングと合わせてもいいかもしれません
お土産ショップ「マンマユート」でネコバスのぬぐるみを購入
ジブリ美術館には「マンマユート」というギフトショップがあります。
紅の豚に登場する空賊たちのことで、イタリア語で「ママ、助けて」という意味だそうです。
ショップにはぬいぐるみや食器、キーホルダーや洋服、ポストカード、などのオリジナルグッズがたくさん販売されていました。
4歳のお姉ちゃんは、ぬいぐるみのコーナーを見ているうちに、
どうしても「ネコバス」が欲しくなってしまいました。
すごく欲しそうだったので、弟と一緒に使うことを約束して買ってあげることにしました。
ネコバスは3300円(税込)。
ぬいぐるみに限らず、販売されているグッズの値段は
どれもけっこう高いなあというのが正直な感想です。
カフェ「麦わらぼうし」の屋外席でおやつタイム
美術館の屋外には、オレンジ色の外壁が目立つ「麦わらぼうし」というカフェがあります。
わが家は昼食をすましていたので、おやつにポテトフライとソフトクリームを屋外の席で食べました。
カツサンドやホットドッグを食べている人が多くみられました。
すごく美味しそうだったので次回はお昼ご飯を食べてみたいなと思いました。
カフェに入ったのは土曜日の15時頃でしたが、それほど並ばずに注文をすることができ、
屋外の席にも余裕がありました。
まとめ
4歳の子供とジブリ美術館に遊びに行った経験から、何が楽しめるのかをまとめてみました。美術館は、実際に使用された美術品や制作資料、プロップなどがとても貴重なものが展示されていて、文字通り世界中からジブリファンが訪れていますが、4歳児にとっては、理解するのは難しいです。
なので、まずは記事で紹介したネコバスルームやミニシアターなどを存分に楽しむことを
お勧めしたす。
その上で貴重な「展示」については親が自ら楽しみながら、展示の内容をわかりやすく説明してあげることが大切だなあと思います。
4歳の娘は、美術館に遊びに行った後から、展示室で見た映画の絵コンテなどに
興味を持つようになりました。
子供に刺激を与えてくれるジブリ美術館。わが家もまた家族で訪れたいと思います。