都内から車で1時間ほどの距離にある千葉県野田市の清水公園。オートキャンプや日帰りバーベキューをリーズナブルに利用できたり、本格的なアスレチックや小さな子でも手軽に楽しめる釣り堀やポニー公園で遊べたりと、ファミリー世帯を中心にとても人気の高いレジャースポットです。
そんな清水公園の中でも特に人気なのが家族やグループで宿泊できる「バンガロー」。土日や長期休暇はかなり先まで予約が埋まってしまうほどです。
我が家は今年3月に「バンガロー」に1歳と4歳の子供を連れて宿泊。大満足の旅行になりました。
この記事では、
◇これから清水公園のバンガローやオートキャンプへの宿泊を検討している方
◇小さな子供を連れてのアウトドアに不安を感じている方
などの参考になるように、初めて小さな子どもと一緒にバンガローに宿泊してきた経験を共有します。
清水公園の子連れ人気スポット「ポニー牧場」での未就学児の楽しみ方については下記の記事をご参考にしてください。
バンガロー宿泊の際は清水公園第3駐車場へ リヤカーに荷物を積み込んで出発!
バンガロー最寄りは清水公園第3駐車場 荷物下ろしでリヤカーも無料で使用可能
清水公園には駐車場が3つあります。公園内は頑張ればどこでも歩いて移動できない距離ではないのですが、子連れだとそれなりに負担感もあります。荷物の多いバンガロー宿泊時や日帰りバーベキュー、釣り堀の利用がメインの場合には、最寄りとなる第3駐車場に駐車すると便利です。
(夏の間は連日大賑わいのアクアベンチャーやポニー牧場に遊びに際は、第1駐車場が最寄りです)
第3駐車場には、バンガローや日帰りバーベキューの利用者が荷下ろしできるスペースがあり、
空きがあれば荷下ろしスペース周辺に駐車することもできます。
ただし、荷下ろしスペース周辺はとても狭いので、混み合っているときは運転や駐車が苦手な方は注意が必要です。
私が到着した日は祝日の午後だったため、前日の宿泊者の車と新たに宿泊に来た方の車とでとても混み合っていて、実際に運転が苦手そうな方が、スペースが狭まく怖かったのか、何度か試したのちに駐車を諦めて撤退していく姿も目撃しました。
我が家は、なんとか荷下ろしスペース付近に駐車場所を確保。
車から下ろした荷物を、公園が無料で貸し出してくれるリヤカーに荷物を積み込みました。
リヤカーは十分な数が用意されていてとてもありがたいです。我が家は2つのリヤカーを借りて積み込みました。少し坂道もありますが、5分ほど歩くとバンガロー宿泊の受付に到着します
貸し出してもらえるリヤカーは数は十分用意されているものの、使えるのは荷物を運ぶ時のみでチェックアウトまでバンガローに置いておくことはできません。なのでチェックインの後荷物を運び終わったら、また駐車場まで返しに行き、チェックアウトの際にはまた駐車場まで借りにこなければなりません。実際にチェックインの後も返却をしないグループはスタッフから注意を受けていました。
今後もキャンプやアウトドアにどんどん出かける予定の人はキャリーワゴンの購入も
オススメです。
リーズナブルに楽しめるバンガロー レンタル品も充実
まず、バンガローに宿泊できるのは最大で6人まで、宿泊人数に応じて、4歳以上の宿泊者は一人当たり750円の入場料がかかります(3歳以下は入場無料ですが定員にはカウントされます)。
宿泊料は、時期により価格に差が設けられていて、バリューシーズンが11,000円、レギュラーシーズンが14,000円、オンシーズンが17,000円、お盆などのハイシーズンが20,000円となっています。これは、これは1棟に泊まれる6人までは同額となっているので多くで訪れた方がお得になります。
受付では予約時に登録した住所や宿泊人数などを確認され、宿泊者名簿を記入後に会計をします。
会計後はバンガローの鍵と共に、宿泊人数分のシーツ(無料)や、事前に申し込んでおいた人はレンタル品も受け取ります。空きがあれば当日現地でも追加でレンタルの申し込みを受け付けてもらえます。
うちの家族は、夜寝る時の冷え対策に毛布2枚(1枚400円)と焚き火台(1000円)をレンタル。
焚き火用の薪(850円)も購入しました。キャンプ初心者には、レンタル品の充実も魅力的です。
ただし、レンタル品は、在庫が多いわけではないようなので注意が必要です。今回、宿泊3日前に電話で、バーベキューコンロの予約をお願いしたのですが、すでに予約が埋まっていてレンタルすることができませんでした。レンタルの希望がある時は早く予約することをお勧めします。
また、受付ではレンタルだけでなく、バーベキューなどに必要なグッズの販売もしています。
わが家も、夕食の際にアルミホイルが足りなくなり、急遽受付に駆け込んで200円で購入しました。
歯ブラシやシャンプーなどの販売もありました。
子どももテンションあがるバンガロー 広い公園内の散歩も満喫
木の香り漂うシンプルな作りのバンガロー
わが家が宿泊するバンガローまでは、「受付」から日帰りキャンプやバーベキュー炉のエリアを抜けて3分ほどで到着しました。
公園内に34棟あるバンガローは基本的には全て同じデザイン。入り口にはベンチとテーブル付きのテラスがあり、そこに電源もあるのでテラスで電気用品も使えます。
電気コンセントの口は1つなので、使用予定のある人は延長コードがあった方がいいと思います。
チェックイン時に毛布 焚き火台をレンタル 薪も受付で現地調達
バンガローの中はシンプルな作り。就寝用のマットが6枚とエアコンが備わっています。
最大で6人が宿泊可能とのことですが、大人2人、子供2人でちょうどいい感じでした。
室内に冷蔵庫はないので、特に暑い時期に宿泊予定の方は、飲み物や食材を冷やしておくクーラーボックスなどは必須です。
子供たちは初めてのバンガローに大興奮。マットを部屋中に敷き詰めて飛び跳ねたり、持ってきたボールを投げたりして遊んでいました。
チェックインしたのは13時過ぎでしたが、周囲を見渡すと、到着後すぐにお父さんがBBQコンロを設置して炭の準備をするようなファミリーもちらほら見られました。
バンガロー近くには子供も楽しめるニジマスの釣り堀
そんな中わが家は、広い公園内を偵察がてら散歩し、夕方までの時間を満喫しました。子供はニジマス釣りができる釣り堀に興味津々。到着した日は祝日で順番待ちの長い列ができていたので見送りましたが、平日となる翌日にほぼ貸切で楽しむことができました。
釣竿は一本200円で時間制限はなしとリーズナブルな価格。釣竿代に含まれている餌はなんと「コーン」。練り餌に比べると外れにくく、4歳の子供でも簡単い針につけることもできてよかったです。
ニジマスは地上から目視できるほどに大量に泳いでいて、子供でも簡単に釣ることができました。1歳の弟もお姉ちゃんが釣ったマスに興奮していました。
注意点としては、釣った魚は放流禁止で、1匹600円で塩焼きにしてもらうことになります。大量に連れてしまうとそれなりの出費になるので、やめるタイミングも大切です。
自分で釣った魚をその場で焼いてもらって食べることに子供も大喜びでした。ニジマスの釣り堀、子連れには超オススメです!
夕食の買い出しは大型スーパー ベイシア野田さくらの里店で
散歩の後には、公園のそばにある大型スーパーに夕食の買い出しに行きました。
車で5分ほどの距離にある「ベイシア野田さくらの里店」です。
事前にインターネットでとてもいいスーパーだと聞いていたのですが、行ってみると想像以上に大きなスーパーで品揃えも抜群。バーベキュー用の特別コーナーなどもありました。
ここで夕食の焼肉用の牛肉やラム肉、焼きそば、海鮮焼き用のホタテやイカなどを購入。
お菓子のコーナーもかなり充実していて、都内と比べるととても安く感じました。
食材の鮮度などを考えると、近くにこんなにいいスーパーがある清水公園でのBBQの際には
現地調達がオススメです。
キャンプの醍醐味 焚き火に挑戦 子供も大興奮
焚き火で「焼きいも」作りに挑戦
買い出しから帰ってきたら、夕食の前に、焚き火に挑戦しました。
テレビのキャンプ特集などで憧れていて、見よう見真似で始めて見たものの、最初はなかなか焚き火が大きくなりませんでした。ついつい欲張って太い薪へ火をつけるのを急いだからでした。
事前にYouTubeなどで勉強していた“空気の通り道が大切”だということを思い出し、細めの薪から太いものへと順を追って火がつくように進めると、それなりに大きな焚き火ができました。
この焚き火で、1歳の弟くんの大好物、焼き芋作りに挑戦。
まずは新聞紙を湿らせてさつまいもを包んでから、それをアルミホイルで覆い、
焚き火に置いておくこと30分ほど。ホカホカの焼き芋が上手に出来ました。
4歳の子供もバンガローの周辺に落ちている枝や枯れ葉を一生懸命探して焚き火のお手伝いを楽しんでいるようでした。
また、食事の後には、キャンプの定番「マシュマロ」を焚き火で温めて食べました。
焚き火台は準備簡単なコールマンのものがおすすめ
今回清水公園でレンタルした焚き火台は、コールマンのもの。ステンレス製の皿の下に折りたたみ式の3本の足がついているタイプ。文字通り3秒で設置ができるとても便利なものです。
専用のキャリーケースもあるので持ち運びも簡単で、初心者にも扱いやすいのでとてもオススメです。
我が家は清水公園でレンタルして体験した時に、大人も子供も楽しめる焚き火の魅力に取り憑かれて、購入しました。アウトドアに行った時に重宝しています。
夕飯&朝食は持参したホットプレート&ガスコンロでBBQ
今回わが家はBBQコンロがレンタルできなかったこともあり、今回我が家の夕食は、炭を使わずに、バルコニーの電源をフルに活用して持参したホットプレートとガスコンロを使って作りました。
ステーキと、焼肉、焼きそば。焼き芋。翌朝はホットケーキです。
せっかくのキャンプ場で電気をフル活用している人たちなんていないのでは、、、と思っていたのですが、周辺のバンガローをみるとところどころ火は全く使わずに過ごしているグループもいました。
気軽にキャンプ気分を堂々と楽しめるところも清水公園の魅力だと思います。
1歳の弟くんは持参したホットプレートや焚き火に触ってしまうと危ないので、ベビーカーに座らせて
バーベキューを楽しみました。
BBQ後のシャワー室も。夜の冷え込みには注意
温水も出るシャワー室は5分200円
公園内には宿泊者用に男女別のシャワー室もあります。
200円を入れると5分間シャワーからの温水が出てくるようになっています。
シャワーから最初に出てくるのは冷たい水で、温かくなるために貴重な時間が
減ってしまうのが少し残念なところでしたが、シャワー室自体はとても綺麗で子連れも安心して使えました。
ピカピカなトイレも清水公園の魅力
清水公園ではシャワー室だけでなく、園内に各地にあるトイレもどれも綺麗に保たれていて、これが人気を支えているのだなあと感じました。翌日チェックアウトの後に、
担当のおばさんたちが掃除をしているところを目撃しましたが、とても丁寧にお仕事を
されている印象を受けました。「清潔さ」を追求しているところが、他の公園との差を生み、子連れ世帯の人気を呼んでいるのだと思いました。
夜の冷え込みに注意
もう一点、就寝時の冷え込みは要注意です!。私たちが宿泊したのは3月下旬。
桜が満開になっている時期で、日中は上着もいらないほどでしたが、
夜は結構冷え込みました。なので寝袋を持ち込まない方は、タオルケットではなく
毛布のレンタルをお勧めします。暖房もありますが、それでも毛布があって助かりました。
特に小さなお子さんと一緒に宿泊される方は夜の冷え込み対策をお忘れなく。
夜のゴミ袋は猫やカラスに注意!
バンガローのテラスには、カラスや猫が残飯などを食べに来てしまうので、食材やゴミなどはテラスなどに放置しないようにという注意書きが書いてありました。それもしっかりと読んで認識はしていたのですが、食事を終えた後に子供を寝かしつけるまでの怒涛のスケジュールのなかで、ついついゴミ袋をバンガローの入り口付近に置いたまま寝てしまいました。
すると翌日、、、、
こんな状態に。夜中になんとなく猫が泣いているなあということは寝ぼけながら聞こえていたので、猫がゴミ袋をあさりに来たのだと思います。
キャンプ場には、カラスや猫などに荒らされないような扉のついたゴミ捨て場がいくつか設置されているので、バンガロー宿泊の際には、油断せずにゴミ袋は夜のうちに捨てておきましょう。
夏にはカブトムシも こども喜ぶ昆虫観察スポット
3月に初めてバンガローに宿泊した際にとてもいい経験ができたので、わが家は、6月下旬の土日に再びバンガローを予約し、2回目の宿泊をしてきました。
6月下旬はすでに夏本番の暑さとなっていて、小さな頃から虫が大好きな4歳のお姉ちゃんはカブトムシがいるのではないかと楽しみにしていました。
色々と調べてみると、実際に清水公園で「カブトムシを目撃した」という情報が上がっていたため。
日中に公園内を散歩した際に、樹液が出ていてカブトムシがいそうな木を何本か下調べしておきました。
そして夕食後の8時過ぎに、お姉ちゃんと2人でカブトムシ探しに出かけましたが、
やはり6月はまだ成虫になっていないのか、カブトムシは全く見つけることができませんでした。
しかし、木々に覆われたキャンプ場付近には、たくさんの虫を観察することができて、お姉ちゃんは大満足でした。
懐中電灯を当ててどんな虫がいるかを探すのがとても楽しいようでした。
家に帰ってから、図鑑で一生懸命に見つけた虫のことを調べていました。
7月や8月になればカブトムシを見ることができるのか、また泊まりに行って確かめてみたいと思います。
まとめ
清水公園のバンガローは、小さな子連れでも気軽にアウトドア気分を楽しむことができる
素晴らしいところでした。
東京の都心部から車で1時間ほどというアクセスも大きな魅力です。
最近のブームを受けてキャンプに興味はあるけどそもそもキャンプの経験がない、小さな子供を連れていると大丈夫なのかという不安から敬遠している人も多いと思います。
そんなファミリーのキャンプデビューの場所として自信を持ってオススメします!